いっしどうじん
すべての人を分け隔てなく平等に扱うこと
この故事は、『書経』の「湯誓」篇に記された、殷の湯王の統治理念に由来する。湯王は「天視自我民視、天聴自我民聴」(天は我が民の視るところより視、天は我が民の聴くところより聴く)と述べ、為政者は民を平等に扱うべきだと説いた。「一視」は同じように見ることを、「同仁」は等しく慈しむことを意味する。この考えは、儒教的な理想的統治の基本原則として重視され、後の王朝でも統治の指針として継承された。特に、為政者の公平無私の態度を表す代表的な表現として定着し、現代では組織や社会における平等な扱いの重要性を説く際によく用いられる。
新任の管理職は一視同仁の姿勢で部下に接し、公平な評価と育成に努めている。
殷代(紀元前1600年〜紀元前1046年)
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