かをてんじてふくとなす
不幸や災難を好機として活かし、幸福に変えること
この故事は、『易経』の思想に基づいている。特に、六十四卦の一つである「否卦」の解釈から生まれた考え方である。物事には陰陽の変化があり、禍福は表裏一体であるという哲学的な観念を示している。孔子も『論語』で、災いを転じて福となす智恵の重要性を説いている。具体的な例として、戦国時代の魏の文侯が、敗戦という禍を転じて国力を充実させる機会とした故事なども伝えられている。「禍を転じて」は不幸な状況を変化させること、「福となす」は幸福な結果を導き出すことを意味する。この考え方は、逆境を克服する知恵として、現代でも広く活用されている。
経済危機による業績悪化を、むしろ体質改善の好機と捉え、禍を転じて福となす経営改革を実行した。
周代(紀元前1046年〜紀元前256年)
易経
人間関係・処世術
中級
規律を守るため、親しい部下や友人でも厳しく処罰せざるを得ないこと。
物事を中途半端にしか理解していないこと。
良いものと悪いものが混ざり合っていること。
地域の特性に応じて適切な手段や方法を選ぶこと。
退路を断って決戦に臨むこと。後戻りできない決意を示すこと。
機会を狙って、じっと見張っていること。
賢明な人でも時には過ちを犯すことがあるということ。
将来価値が上がるものを見越して、手元に置いておくべきこと。
小組織の長となる方が、大組織の末席にいるよりも良いということ。
軽々しく思慮分別なく行動すること